JR駅の車いすの問題がありましたね。
最初に私がそのニュースを知ったのはとあるユーチューバーさんの動画。
その時は「は～。変なクレーマーみたいな人いるよね～」と思っていました。
そして、その車いすの方の反論記事見て、これは他人事ではないことだったのだなと思いました。
車椅子ユーザーはマイノリティです。
そして、私のような「恋愛がわからない人間」もマイノリティです。
恋愛がわからないということに後天的になる人は少ないかもしれませんが、車いすを使う生活になることは今後ありえます。
なので、マイノリティと言っても、車いす問題はとても身近に感じなくてはいけないです。
車いすの方がどこでも自由に乗り降りできる社会にしたい。
その気持ちは痛いほどによくわかります。
もし、自分が車いすになったら、今までのようにイベントに行けるだろうか？と考えます。
今はコロナなのでないですが、前までは整理券配布など、狭いお店や階段など何時間も並んで整理券をゲットしていました。
でも車いすになったら、そのイベントにはきっと参加できなくなります。
無料のイベントには一度もいけなくなってしまう。
仮に広いスペースがあったとして、車いすの身で何時間も待っていたら異様な目で見られるんじゃないか？と思ったりもします。
車いすだから目立つし、嫌だなと思って外にあまり出かけなくなるかもしれません。
コミケットなどの同人誌イベントにも参加できるのか不安です。
車いすの方ってサークル参加している方いるのかな？
スペース内が狭いので、車いすじゃ自由に動けないです。
なのできっと、自分が車いす生活になったら、サークル参加もできなくなってしまう。
それに車いす生活になったらあらゆる場所を調べ尽し事前に並べるかどうか、車いすはどうすればいいのかを聞かなくてはならない……。
ただでさえ、メールも電話も苦手な私にそんな生活できるだろうか？
そう思ったら、やっぱり、どんな人でも自由に行き来できる社会になってほしいと思ってしまいます。
それでも日本は狭くて人口は多いし、予算はないし……広くて人の少ない北欧の国のようにはなかなかできません。
私はマイノリティのため「謙虚にひっそり暮らそう…」と思っているのですが、それじゃあ、何も変わらないんですよね……。
私は「恋愛がわからない」「性的欲求を持たない」のですが、それを家族や知人に話すこともできません。
なんとなく自分を社会的に「下位」だと思っています。
身体も弱いため本当に社会的にお荷物だし……前向きに生きることが許されないんじゃ？
私が「もっと生きやすい社会になってほしい！」なんて言ったらわがままなんじゃ？と常に自問自答しています。
私たちは「遠慮」して「周りから常に一歩ひいて」生きなければならないのか。
自分のことに当てはめると「当たり前でしょ！目立つな！マイノリティなんだから！謙虚でいなさい！」となってしまうのですが、誰か、大切な人が同じようなマイノリティだったとして「おまえは遠慮しろ！！」なんて言えないなと思いました。
私は自分の大切な人には堂々と生きてほしいと願っています。
そのために、もっとよりよい日本にするため、叩かれながらも一石を投じなければならない方々を尊敬します。
その主張は「自分のため」ではなく、今後の「私たちのため」にもなるであろうと思っています。
主義主張、政党いろいろあると思いますが、私はきちんと自分の顔をだし、名前をだし、国を変えよう！と行動している人たちを、名前も顔もだしていない私が叩く立場にはないわけなので。「こいつぁひでぇクレーマーだぁ！！叩いたろ！！！」とはなりませんでした。
どうやったら社会をよくすることができるのか……。
誰も間違ってないとは思います。
アプローチの仕方がいろいろあるだけで。
（感謝の気持ちや謙虚な気持ちは大事ですけどね……！）
それにこれだけ問題になっているのですから、問題の提起としては大成功したんじゃないかなと思っています。たとえ売名だとしても。
結局、私は他人が変えてくれる世の中に期待しているだけなんです。
そのために力をつくしている方々がいるので生きていけてます。
私も、何か……このネットの片隅で誰かを幸せにできるような記事を書いていきたいです。
