今週のお題「二十歳」
今日は成人の日なので、私が成人式の時のお話をします。
二十歳の成人式の日。
そんなに中学校に思い入れがあったわけではないけれど、なんとなく参加した。
振袖には憧れがあったけれど、自分で着てもしっくりはこなかった。
写真は撮影して、買ったけれど、一度も見ていない。
撮影所の雰囲気が好きじゃないし、自分の顔も嫌いだった。
ついでに振袖レンタルのところのメイクさんが下手というか、私の好みの化粧をしてくれなかった…。
今は加工アプリあるからいいな。
あと、姉二人が振袖を着なかったので、私だけでも着ておこうかな、と思ったというのもある。着なくても良かったけれど、おばあちゃんや母は着た方が喜ぶかもしれない、と。
私は紫色の振袖にした。
本当はピンクが好きだけど、ピンクはなんだか恥ずかしいから紫色に落ち着く。
中学生ぶりに会う子たちからは「絶対紫色の振袖着ると思ったー!」と言われた。
たしかに私は、赤・ピンク・紫あたりしか着る気はなかったけど。
私の当時一番会っていた友達は来なかった。
彼女は、そういう場は本気で嫌いらしい。
私より友達多そうに見えたから意外だった。
なので私は他の幼馴染と一緒に会場に向かった。
けどあまり話すこともなかった。久しぶりに会ったからどんな会話をしていいかもわからなかった。
会場は地域の3校の中学卒業した人たちが来ていた。(何校か会場があって散らばる)
このときの会場は私の高校のとなりの高校だった。
中学は違うけど、高校だけ一緒の友達も何人かいたから嬉しかった。
地元の高校にいて良かったと思えることのひとつだ。
先生もいたけれど、私はあまり先生という存在が好きではないので、近づかないようにした。
数名の友人は成人式の終わったあとだけに来る子や、私服で来てる子もいた。
たしかに、姉も私服だったと思うし、なんだか、自分の意思を貫いてる感じが格好良かった。
でも振袖を着る機会はもうこの時だけだったから、私は後悔はしていない。
私の学校の出身者で暴れん坊はいなかったが、一部の人たちは車で暴れていた。東京の田舎には、いまだにこういう人たちがいるから恥ずかしい。
同窓会は、私が当時、携帯電話を持っていなかったということもあり、お誘いはとくに来なかったため、その後の二次会に行った。
好きな人たちしかいない二次会はとても楽しかった。
しばらくみんなには会っていないけれど、一部は今でもSNSで繋がっている。
振袖をレンタルしたお店から、大学の卒業式にあわせて袴レンタルのお知らせがずっと来ていたのには、大学中退した私にとっては、微妙な気まずさを感じた。